多くの方が「乾燥機付き洗濯機(ドラム式など)=便利」と思って導入します。しかし、見落としがちなのは、その修理コストや部品の寿命です。意外と知らないトラブルリスクが将来的なランニングコストに大きく影響します。
一方、ガス乾燥機「乾太くん」も初期コストは高めですが、修理・部品の観点から見ると強みがあることをご存知でしょうか。
1. 見落としがち:乾燥機付き洗濯機の複雑さと故障リスク
ドラム式は「洗い・脱水・乾燥」を1台でこなすため構造が非常に複雑です。
- モーターやベルト、軸受けなど可動部品が多い
- ヒーターやヒートポンプによる高温運転が発生
- 湿気が内部にこもりやすく、電子基板やセンサーが劣化しやすい
これらの複雑な構造により、故障リスクは高く、意外と知らない修理費用の負担が出てきます。
筆者機能がたくさん付いていると部品が複雑になり、壊れる箇所が多くなるという事ですね
2. 部品(パーツ)保有期間ってなに?
「部品の保有期間」とは、メーカーがその製品を修理用に必要な部品を最低限備えておく義務がある期間のことです。
- リンナイ(乾太くん)は補修用性能部品を製造打切り後6年保有 (Rinnai修理サポートより)
- パナソニックもドラム式洗濯乾燥機の補修用性能部品を6年保有 (Panasonic公式より)
- リンナイは整備用部品(点検用)は10年程度保有 (鈴与のガス機器・家電コラムより)
この「6年ルール」を知らないと、意外と知らない修理不能リスクに直面することがあります。
3. ドラム式洗濯乾燥機の“部品と修理”リスク
- 重要な部品が供給終了 → 修理不可になる可能性
- 修理コストが高額:乾燥ユニットや基板の交換で数万円~
- 修理より買い替えの判断が早まる
複雑なパーツ構成のため、部品がひとつでも無い=修理不可になりやすい点は、意外と見落としがちです。



ドラム型の乾燥機能付き洗濯機は人気なのですぐに新しい機種が出ますよね。
新しい機種がどんどん出ると、メーカーも古い機種の部品の製造をやめたり、部品の在庫がなくなって修理の対応が難しくなるといった事が起こりえます。
4. 乾太くん(ガス乾燥機)はどう違う?
- 補修用性能部品は6年保有 (公式PDF)
- 構造がシンプルで、故障率が低め
- 糸くずポケット、内フィルター、バックフィルター、吸気フィルターなど、交換・清掃が容易 (公式サイト)
- 設計上の標準使用期間は10年程度 (参考コラム)



我が家の乾太くんも購入して6年経ちましたが今のところ故障は1度もありません
5. 故障しやすい部位比較表


フィルターはどちらも共通していますね
| 部位 | 乾燥機付き洗濯機 | 乾太くん |
|---|---|---|
| イグナイタ(点火装置) | なし(電気点火) | 故障の可能性ありだが交換容易 |
| 乾燥ユニット/ヒートポンプ | 故障率高、修理費用高額 | ガス式で構造シンプル、修理容易 |
| モーター/ベルト | 複数あり、可動部品多い→劣化しやすい | ドラム駆動モーターのみ、部品交換簡単 |
| 温度センサー | 電子基板・センサー複雑→修理高額 | 単純構造、部品入手容易 |
| フィルター | 清掃必須、詰まりやすい | 清掃・交換簡単、交換部品あり |
6. 見落としがちだけど大事:メンテナンスとフィルター交換
どちらのタイプでも「フィルターの清掃・交換」を怠ると、故障リスクが高まります。
- 内フィルター・糸くずポケットの清掃
- 吸気フィルターの清掃
- バックフィルターの定期交換



フィルターを掃除しないと乾燥不十分になったりもします



毎日使う家電なのでフィルター清掃が簡単な機種を選ぶのがオススメです。
我が家で使用している乾太くんはフィルター清掃が簡単でとても助かっています。
7. 長く使うには?修理・買い替え判断の目安
- 製造からの年数:部品保有期間を過ぎそうか
- 故障履歴:どこが頻繁に不具合を出しているか
- 修理費用見積もり:部品+技術料+出張料
- メンテナンス履歴:フィルター清掃・交換を定期的にしてきたか
- 買い替えコスト:新品や中古の市場価格



せっかく本体を安く買っても修理費などのランニングコストが高いと残念ですよね…
家電で大きい買い物をする時は維持費にも気を付けましょう!
8. まとめ:どちらを選ぶかの判断軸
乾燥機能付き洗濯機(ドラム式など)は多機能・便利・オシャレといったメリットもあるのですが、部品・修理・保有期間の観点から見ると将来的に急な出費をしてしまう可能性もあるので購入時には少し注意が必要です。
乾太くん(ガス乾燥機)は乾燥機能だけなので構造がシンプルで、重要な部品も長く供給され、修理・メンテナンスが現実的。将来を見据えるなら、意外と知らない修理リスクと部品保有期間を軽視しないことが大切です。
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